機器紹介「走査型プローブ顕微鏡」

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●走査型プローブ顕微鏡とは

走査型プローブ顕微鏡とは,サンプル表面を等間隔でなぞり,サンプル表面とプローブ間の相互作用によって,高さや測定値を表示する装置です。 特徴として下記のような点があげられます。

◆光学顕微鏡では見えない高分解能で観察できる。

◆大気中や液中といった環境で観察できる。 ◆硬さ・電位・磁力などの相互作用も可視化できる。 走査型プローブ顕微鏡の外観

●装置について

メーカー:nanosurf社

型 式:CoreAFM

主な仕様:  

 形状測定:コンタクトモード/ダイナミックモード  

 表面物性:位相/粘弾性/摩擦力/吸着力  

 電気・磁気物性:電流/表面電位/拡がり抵抗         

 静電気力/圧電応答/磁気力  測定環境:大気中・常温  

 走査範囲:XY100μm/Z12μm  

 最大試料形状:50mm×50mm×5mm

試験体を乗せるステージ

●活用事例

無機物・有機物・生物等の幅広い試料について,大気中・液中における試料表面の凸凹形状を接触あるいは低ダメージで観察することができます。
右上図の観察例は,物理的な方法で解繊したCNF(セルロースナノファイバー)の高さ像です。太い繊維や細い繊維が混じっている状態が観察できます。
右下図の観察例はSBS(ポリ(スチレン-ブタジエンスチレン))とPS(ポリスチレン)のポリマーブレンドサンプルの位相像です。位相像とは,カンチレバーを共振させた状態で試料に近づけ,吸着力や硬さなどの物性の違いによって得られた画像です。この観察像では,ポリマーブレンドの相分離や混合の様子が観察できます。

 

物理繊維CNFの高さ像とSBS-PSサンプル位相像

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設備使用料 2,190円/時間 ※令和3年度(2021年度)の料金です。 最新の料金は,こちらでご確認ください。 (食品・化学部)